close
sirih




五月
--黒田三郎 (1919-1980),羅浩原 譯

榴槤上市的時候
全城充滿了榴槤的氣味
即使是坐車經過
也令我略感頭痛
Surakarta*市東北角的入口Kartasura鎮
人群聚集在破舊的火車站
中年婦女們嚼著煙草
吐出亮紅色的口水
(嚼煙草的名稱不禁頓時
從隱沒的舊時記憶的影子中
輕輕浮上腦海)
對,Sirih**,就是Sirih
卻非嘴邊好喝的Sherry酒
可我過去的印尼戀人呀
是不嚼Sirih的
三十年前
不,更久以前,那一瞥而過的景像
眺望外面五月煙雨的青綠
何故現在浮現在我心中的
竟是那戰爭中的時日?
不過就是車窗外那一瞥而過的景像
在Kartasura車站周邊
現在的中年婦女們
仍在嚼著煙草
呸的吐出紅色的口水
榴槤的臭味慵懶地
飄散開來,不就是這樣嗎?
五月的連假
大量日本人從羽田機場出發
前往東南亞觀光旅行
我透過電視看著


* Surakarta 梭羅市,位於爪哇中部,馬塔藍(Mataram)王國的古都。
** Sirih蔞葉(Piper betle),胡椒科藤本植物,又稱蒟醬、荖葉,原產於印尼,葉子含有芳香油,常與石灰一起作為食用檳榔的配料。

--黒田三郎,《死後の世界:詩集》,(東京:昭森社,1979)。


ttpk
Pinang:檳榔
Kapur:石灰
Gambir:甘蜜(又稱阿仙藥、孩兒茶、黑兒茶、烏爹泥)
Tembakau:煙草、淡巴菰
Cengkih:丁香
Daun Sirih:蔞葉
Kacip:檳榔子鋏



五月
--黒田三郎 (1919-1980)

ドリアンの出廻るころには
町中がドリアンの臭いにみち
車で通っても
僕はかるい頭痛がした
スラカルタの町の東北の入口はカルタスラ
貧寒な停車場に人が群れ
中年の女たちが噛み煙草を噛んでは
真赤な唾液を吐き出した
(噛み煙草の名がついさっき
かるく浮んで来たのだが
また記憶の影にかくれてしまった)
そう シェリー シェリーだった
口あたりのいいシェリー酒ではなく
僕のインドネシアの恋人は
シェリーを噛まなかった
三十年昔
いやもっと昔の一瞬の光景が
雨にけぶる五月のみどりに目をやる
僕の心にいま浮ぶのはなぜか
あれは戦争の日々
車窓のほんの一瞬の光景にすぎなかったが
カルタスラの駅の周辺では
いまも中年の女たちが
噛み煙草を噛んでは
パッと赤いツバを吐き
ドリアンの臭いがけだるく
ただよっているのではないか
五月の連休
たくさんの日本人が羽田から
東南アジアへ観光旅行に旅立つのを
僕はテレビで見た


arrow
arrow
    全站熱搜

    kamadevas 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()